建設途中の地下鉄駅で・・・
2018.06.24
ぱっと見、皆さんは何の写真か理解できたであろうか。

これは、2017年6月14日の神田駅である。今、オリンピックに向けて地下鉄各駅の改修が進んでいるが、その時は、壁面改修のためにホームの向かい側の壁が剥き出しの状態になっていた。私はこれを見た瞬間、前衛作家のモダンアート壁画かと思った。それくらいのインパクトがあった。俗っぽく言えば「カッコいい!」と思ったのである。

荒々しさと同時にレトロ感と郷愁を感じさせる構成。大きさと連続性から迫り来る圧倒的なパワー。古い倉庫の扉を彷彿させる中央の白い部分が全体から浮き上がり、構成全体にインパクトと動きを与えている。

これを見たとき、ふと思い出したのがかつて見たことのある三岸節子氏の絵である。落ち着いた色調の中に、内面から湧き出てくる力強さをよく覚えている。

工事現場に偶然現れたアートを発見した時の興奮は、周囲の人たちが気づかない大きな宝物を発見した時の感情に似ている。



2018.06.24 21:06 | 固定リンク | アートシーン

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