ヤンキースタジアム
2018.12.30
日曜日はアートシーン

今日はニューヨークにあるヤンキースタジアムである。竣工は2009年なので21年目となる。
最初の写真はエントランス部分の単純な縦格子のフェンスである。そう、単純な縦格子なのだが、ちょっとアレンジをするだけでなぜかとても味があるデザインとなっている。ニューヨークヤンキースのロゴが上部にあしらわれているが、これが「エンブレム」としての役割を果たし、デザインにリズムを与えている。更に、縦格子の表面には、塗装でザラツキを出している。この細部へのこだわりも素晴らしい。

そして目を見張るのは、屋根の梁のデザインである。建物の構造体としての役割も去ることながら、基本カラーのグリーンに統一されジョイント部分の見せ方も非常に美しい。フェンス同様、周囲のレンガとのバランスが絶妙である。

古き良きアメリカを表現するデザインと、全体とディテールへののこだわりが、メインゲートしての存在感を際立たせている。





2018.12.30 21:11 | 固定リンク | アートシーン
アルミ鋳物のドア
2018.12.23
タイトル通りアルミ鋳物のドアである。

アルミ鋳物の門扉は結構よく使われている。一般的には剣先が先端についている縦格子のものや、唐草調のものが多く、業界の中には「あーあの感じね」とすぐに想像がつく方も多いと思う。

しかし、アルミ鋳物をここまで大胆に「ドア」に使った例はそう多くはない。いわゆるアルミ鋳物の門扉とは一味も二味も違う。イブシと有機的な形状のアルミ鋳物タイルの組み合わせは、抽象画を見るようであり、ゆったりと盛り上ったタイルの磨き部分はなまめかしささえ感じる。

そして取っ手がドアというキャンバスにポイントを添えている。この取っ手も実に美しい。

(デザインは田原良作氏である)。

2018.12.23 20:20 | 固定リンク | アートシーン
ベランダの手すり
2018.12.16
確か浜田山のベランダの手すりである。

マンションのバルコニー手摺は普通はコストが優先され、無機質な既製品が多い。しかしさすが浜田山という地域性もあるのだろうか、とてもおしゃれで目を引く手摺である。

材質はロートアイアン(鍛鉄)か、アルミ鋳物かどちらかであろう。残念ながら近くまではいけないので確かめることは出来なかった。

バルコニー手摺は勿論機能上、落下防止のために決められたバラスターピッチ(縦格子の間隔)を守る必要がある。通常は11cmの隙間と言われている。赤ちゃんの頭が通り抜けない幅である。この制約を守りながらデザインをするのは結構しんどい時がある。また、パターンの連続を展開するデザインは連なるとしつこくなる可能性がある。なのでパターンの考える際に、連続したことを想定する必要がある。そしてもう一つ大切なのは建築とのバランスである。

コスト優先も分かるが、目に見える外観は、美しい街づくりにもつながる。そして文化レベルを上げ、子供たちの情操養育ににもつながる。このような素敵なデザインが街にもっと広がればいいと感じている。

2018.12.16 20:42 | 固定リンク | アートシーン
テクスチャー
2018.12.09
集水桝の蓋である。

何けなく町にあふれている集水桝の蓋ではあるが、横基調の格子のバランスがとても奇麗である。そして注目すべきは表面のテクスチャー。これは滑り止め効果を狙っているもの思われるが、その機能面もさることながら、鋳物ならでは造型である。

このようなテクスチャーは、一度溶かすという工程がない限りこのような造型は出来ない。シンプルな形状〈デザイン)に鋳物らしさの特徴のテクスチャー。

造型性と言う面から見た鋳物らしさが凝縮されている製品である。

2018.12.09 20:06 | 固定リンク | アートシーン
旗差し
2018.12.02
先週と同じビルにあった「旗差し」である。

最近は祝日に国旗を掲げることも少なくなったが、昔は祝日を「旗日」と言い、文字通り祝日には旗を掲げた。その旗を支持する旗差しであるが、これも美しい鋳物で製作されていた。

旗差しも、最近ではパイプを溶接をしたものが殆どなのでとても味気ないが、やはり旗は常に何らかのシンボルであり、特に国旗を支持するものはこれくらいの重厚感があって欲しいと思う。

唐草の文様と縦スリットがバランス良く組み合わされ、壁面定着部(台座)の文様は西洋のものなのか、あるいは仏像の台座のデザインから来ているのか・・・いずれにしても落ち着きと品格のあるデザインとなっている。

材質はやはりブロンズ鋳物であろう。このように、一瞬見落とされ勝ちなところにしっかりとした鋳物が使われているのを見ると、とても嬉しくなるのである。

2018.12.02 20:48 | 固定リンク | アートシーン

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