社長ブログ

2018.02.27

TTP

今日は、午後から仲間経営者の会社2社のベンチマーキングに行ってきた。
ベンチマーキングとは、いわゆる会社見学のことで、他社の優れた取組みを学べる貴重な機会のことである。

この経営者仲間たちは確固たる絆で結ばれ、同時に同業者がいないグループのため、
お互いに社内を完全裸状態で見せ合うことができる。

・クラウド型チェックリストシステムとドロップボックスを連携させた業務管理。
・捨てるものに期限を決める「間」のしくみ。
・とんでもなく綺麗なゴミ収集車の内部(ゴミを集め、入れる箱が無茶苦茶綺麗だった!)。
・表示のズレを無くす画期的なしくみ(何気ないことだが、すごい仕組みだった)。
・展示スペースを区切ることで、商品を高級に見せる店づくり。
・仕入先の在庫状況をネットで共有するクラウドを使った仕組み
等々、優れた点をたくさん発見できた。

今、日本経済新聞の「私の履歴書」で良品計画の元会長である松井忠三さんの歩んできた道が紹介されている。
その中である時期に「TTP」という言葉を頻繁に使っていたと記載されていた。
「TTP」、それは「徹底的にパクれ」の略であり、「よい取り組みは参考にする」となりふり構わずマネをすること・・・だと書いている。

確かに私の中学時代の恩師である故杉先生も、「学ぶ」の語源は「真似ること」と最初の授業で言っていた(そのあとの授業は全て忘れているが、これだけはなぜか覚えている)。

お互い思う存分パクれる仲間が沢山いることは、学びの宝庫があることであり、この上なく幸せなことであると、実感をした一日であった。

まずは、「クラウド型チェックリストシステムとドロップボックスを連携させた業務管理」をパクろうと考えている。