社長ブログ

アートシーン

2019.09.15

「さとうそのこ」さん

さとうそのこさん・・・。
やさしく、かわいらしい彼女の作品は「そのこ人形」と呼ばれ、かつては小学校の教科書の表紙を飾ったこともある。モリチュウが大変お世話になっている銅板鍛造作家の赤川政由さんの奥様でもあるそのこさんは、とてもソフトで、優しい方であり、癒し系の元祖ともいえるそのお人柄は、その子人形にとどまらず、絵やレリーフなど、平面作品にも、そして具象のみならず抽象作品にもいかんなく発揮されている。

そして、そのこさんのもう一つの特徴は色使いである。ほんわかした雰囲気を醸し出す色使いは、鋳物では残念なが
らなかなか発揮できないが、私自身はそのバランスの良さを理解しているつもりである。
下の絵は、そのこさんの最近の絵ハガキであるが、そこからも私の言う意味が理解していただけると思う。

作品からにじみ出てくるやさしさ。スマホ時代の今だからこそ、大事にしたい。

今日、さとうそのこさんが亡くなりました。ご冥福をお祈りいたします。

「さとうそのこ」さん

「さとうそのこ」さん

「さとうそのこ」さん

「さとうそのこ」さん

2019.08.22

中央区にある高欄

お盆休みに先週は地元新郷工業団地の「ばんばん祭」があったため、ブログをお休みしました。

さて、今週はアートシーンです。
こちらは中央区役所の前にある橋にかかる高欄である。下は首都高速道路が走っている。
樹木の広がりにも見えるデザインであるが、そうとも言い切れない抽象的イメージである。
また、横桟部分が真円になっているのもとても面白いデザインである。
写真にある人の姿から想像できるが、高さは1.8m位はあるのではないだろうか。
そしてそれなりに総長もあるので、かなりダイナミックな印象になる。
材質はアルミ鋳物製であるが、そのダイナミックな印象があるのは、通常のアルミ鋳物パネルよりかなり厚みのある贅沢な造りとなっていることと、表面のテクスチャのなせる技である。なのでよくあるアルミ独特の弱々しい印象はない。

実は今はこのようなデザインは実現できないかもしれない。それは横桟部分が足掛かりになるため認められないのではないかと思う。しかし、このようなダイナミックなデザインは、街のアイキャッチとなる場所では必要であると思う。なにもかも行政のせいにするのではなく、自己責任という感覚も復活してほしいものである。

中央区にある高欄

中央区にある高欄

2019.07.28

京都駅の照明器具

京都に行った。

その時に撮影をしたのがこの京都駅の照明器具である。
以前にも気になっていたが、今回改めて見てみるとやはりいいデザインだなぁと思ってしまう。

本体の素材はアルミ鋳物で、ステンレスの部材が組み合わされていると思われる。
表面は単純な透かしの格子模様であるが、ポイントは透かしでない部分の配置の仕方。それを適切に配置することで、なぜか花模様の様にも見えてくる。これは裏面に光があるからこそなせる技である。
そして、ステンレス部材のシルバーの光が全体に緊張感を与え、間延びしないイメージを作る出している。

デザインをする上で大切なのは、照明器具のみでデザインを考えてはいけないということ。それだけが浮き上がってしまい、全体最適にならない場合がある。今回の場合の様に、ベースの石と光源の色と、器具のデザインがすべてバランスが取れていることが大事。時には「モノ」が脇役になることも考えなくてはいけない。

いずれにしても、この照明器具は、空間全体にマッチした京都らしい和と華やかさを同時に感じさせるデザインだと感じるのである。

京都駅の照明器具

京都駅の照明器具

2019.07.07

マーボ君

この作品は、石川雅興(いしかわまさとも)さんの作品である。
通称「マーボ君」と呼ばれている。
銅板鍛造を主とした作品を制作しているが、モリチュウとゆかりの深い「赤川政由」さんの弟子でもある。

非常に素朴な人柄ではあるが、その奥には熱くたぎるエネルギーを感じさせてくれるマーボ君は、なんとも不思議な宇宙船をお煎餅にしたような造形を和紙を織り交ぜてく作ったりしているが、最近は様々な試行錯誤を通して、独自の世界を生み出している。

和のテイストを前面に出した「葉」の作品は、細くか弱い印象にも感じるが、実はその場の「空気感」を一瞬に変えてしまう強さがあある。「静謐」という「音」を感じさせてくれる作品である。そしてその作品本体のみではなく、壁に映りこむ影が作品の一部なし、より奥深さを感じさせてくれる。ある意味哲学的な作品ともいえる。

アーティストとして最も誇り高い誉め言葉は、「見ただけであたなの作品と分かる」ということらしい。赤川さんの弟子という称号が取れるステージまでほぼ来ているのではないかと感じる。「守破離」という言葉があるが、離の境地へ近づきつつあるのか・・・。

マーボ君はまだまだ若い。今後更に応援したいアーティストであると同時に、「離」に到達しつつも、師匠をいつまでも敬う気持ちは忘れないでほしいとも思う。
マーボ君

マーボ君

2019.06.23

新郷工業団地50周年モニュメント

先日新郷工業団地の50周年モニュメントが竣工をした。

これは、日本芸術院会員の春山文典氏がデザイン及び原型制作を行い、川口市内の富和鋳造様で鋳造をされたものである。素材は鋳鉄製である。

このモニュメントは、縄文式土器をイメージしてたデザインとなっている。縄文時代には文明が急速発展した時の弾けるようなエネルギーがあり、それが土器に表れていると言われている。このモニュメントも、これまでの新郷工業団地各社の力強い活動と絆を称え、かつ今後の更なる発展を願い、縄文時代のパワーになぞらえた、力強さと上昇をイメージさせる伸びやかなフォルムとしている。

そして、かねてから鋳鉄には独特の強さがあると主張をしてきたが、その「素材力」がいかんなく発揮されたモニュメントでもある。この素材独特の武骨さと内面から出てくる強さは見る者を魅了してやまない。朽ちることのない鋳鉄製のモニュメントは、今後の経年変化による深みが楽しみでもある。この作品は、後世に残る貴重なアートであることは間違いない。
新郷工業団地50周年モニュメント

2019.06.16

ボンズさん最新作

これはボンズさんの最新作である。

初めてではあるが、どこかの案件に向けて作ったものではなく、自分自身の為に作ってもらった作品である。

銅板鍛造の良さと、ボンズワールドが見事に炸裂する会心の作品であると私も思っているし、ボンズさん自身もそう感じているような気がする。この写真は、先日開催されたHouse de Art(毎年立川の外人ハウスで開催される)の際にお披露目をしていた写真であるが、そこに集まってきた人たちの評判も「上々だった!」と、ボンズさんが言っていた。

今はモリチュウの社内に仮置きされているが、いずれ社内のきちんとした場所に設置を予定している。

そして、これが社員、そして自分自身に日々投げかけるメッセンジャーとしての役割(そしてこれこそが本来のボンズアートの役割なのであるが)を果たしてくれることを期待しているのである。

ボンズさん、素晴らしい作品をありがとうございます。もう一つくらい欲しいですね!

ボンズさん最新作

2019.06.02

婦人青少年会館

この写真はつい数か月前に竣工をした川口市内にある「婦人青少年会館」のフェンスである。

鋳物の一つの特長として、様々な造形が可能であることが挙げられるが、これもそれを生かしたフェンスである。正面から見ると単なる縦格子に見えるが、斜めから見ると柔らかい膨らみをが見えてくるというデザインである。つまり、見る角度でデザインが変化するということになる。

アートの世界では、絵画や彫刻から、様々な動く彫刻やデジタルアートといった動的なアートへとその表現方法が多様化している。特にデジタルアートの進歩はめざましく、プロジェクションマッピングもその一例であるし、トランプ大統領夫人と阿部首相夫人が出かけたデジタルアートミュージアムなどでは、斬新かつ参加型でのアートが楽しめる。

この鋳物のフェンスとデジタルアートとは比較する対象ではないが、動かないフェンスに対し、自分たちが動くことで変化がみられるデザインは、「静的」鋳物を「動的」な造形に変化させる一つの可能性を示している。

モリチュウの提案に対し、その意図を汲んでデザイン設計をしていただいた杉原設計様に感謝です。

婦人青少年会館

婦人青少年会館

2019.05.26

タツノ式ガソリン供給機

田町駅近くで見かけた不思議な鋳物製支柱である。

よく見ると「タツノ式ガソリン供給機」と書かれている。記録には昭和4年とあり、車が少しずつ普及し始めたころである。「赤坂区役所」にて使われていたとのことなので、そこにあったガソリンスタンドで使われたものであるようだ。

装飾よりは機能面を重視されてしかるべきものであるが、ガソリンが貴重品であったとうこともあるのだろうか、鋳物らしさをいかんなく発揮し、上部に照明を設置するなどして、機能と装飾をうまく融合させたデザインとなっている。また、写真では分かりずらいが、量を示す「リットル」の表示があったりして、細かいところにも手を加えている。

このガソリン供給機は特許品だそうだ。それを製作した「タツノ」という会社のエンブレムの中心には、日本の国旗がたなびいている様が鋳出されている。当時の日本の勢いと「タツノ」社の未来に対する意気込みを感じさせるとデザインの様にも思える。

この「タツノ」社。今では「株式会社タツノ」となり、世界三大ガソリン計量機メーカーに成長している100年企業である。

タツノ式ガソリン供給機

タツノ式ガソリン供給機

2019.05.19

とある駅にて

実は先日「日刊工業新聞」に私の記事が掲載された。その記事はデザインに関することだったのであるが、記事の中に「毎週アートについてのブログを更新している」と書かれてしまった。なので、アートシーンについては、しばらく続けなければならなくなった。周囲が新聞記事のことを忘れたころにまた考えるとしよう・・・。

ということで、今回はベトナムのとある駅である。初期の鉄道敷設は国家事業であり、その国の文化を進度を測るバロメータである。その為主要な駅にはその価値にふさわしいデザインが施される。これは辰野金吾が設計をした「中央停車場」、現在の「東京駅丸の内駅舎」からも想像できるし、ニューヨークのグランドセントラル駅も例外ではない。

この写真の駅はそう意味ではローカルな駅なのであるが、それでも鋳物製の柱が連なり歴史と文化を感じさせる駅舎である。ベトナムは古くはフランス統治下にあった時代もあり、柱のデザインもその影響を受けているのであろう。非常にバランスの良い洗練されたデザインとなっている。

移動手段も多様化し、鉄道の意義も時代とともに変わってきているが、歴史を感じさせるこのような建築はいつまでも残してほしいと思う。なんでもスクラップアンドビルドでは、あまりにも悲しすぎる。

とある駅にて

2019.05.05

床面照明フレーム

日曜日はアートシーン。

こちらは新高岡駅の駅前広場で見かけた床面照明のフレームである。
高岡にゆかりのあるモチーフがデザインされているのであろう。高岡も鋳物の街。やはり単純なステンレスのフレームでは面白みがないということで、このようなデザインをあしらったのであろう。

この床面照明フレームの面白さは、デザインが数種類あり「あ、こんなデザインも、あんなデザインも」と見付けるのが楽しくなることである。そしてそれほど大きな物ではないので、コストパフォーマンスもよく、特長も出せる。この程度の予算は難なく捻出できるはずなので、街を楽しくするアイテムとして様々なところで採用してほしいと思う。

ただ残念なのは、新高岡駅の乗降客がそれほど多くなく、あまり人目に触れていないということである。人の集まるところであれば間違いなくアイキャッチになる。例えば番号を付けたプレートを置くだけで待ち合わせ場所になったりする。「キュポラ広場(川口駅東口駅前広場の名前)の3番プレートで待ち合わせね」なんていったら面白いな・・・と思うのである。

床面照明フレーム

床面照明フレーム

2019.04.21

アートサイロ

麻布にある異彩を放つこの建築はアートサイトと呼ばれている・・・と思う。

思う・・・というのは、実は写真の脇にサイロ状の建物があり、そちらは間違いなく「アートサイロ」である。(写真に右派移っていないがサイロ状の建築の一部に30年位前であろうか、モリチュウで手がけたアルミ鋳物がある。

そしてこの写真は「アートサイロ」の一部なのか別の建物なのかは分からないが、何とも面白い建築である(ちなみにモリチュウは絡んでいない)。

設計も誰が行ったのか調べて見たが分からない。何となく梵寿綱氏の建築を思わせるが、実績には載っていないようである。いずれにしてもガウディを思わせるような目を惹く建築である。

個人的にはメタルのジョイント部に鋳物が使われると非常に面白いと感じる。最近は天井を貼らずにダクトを見せているお店も多いが、あえてジョイント部を見せる建築は個人的には好きだ。

賛否両論はあるが、このような「遊び」のある建築が増えるといいなぁと思う。そのためには施主と建築家とメタルアートに携わる人たちが直接つながる必要があるのである。

アートサイロ

アートサイロ

2019.04.14

怪獣?

アメリカで見たモニュメントである。

ロケーションは海辺のショッピン街。
周囲には高層の建物はなく、何となくおしゃれな空間である。

この怪獣モニュメントはまず大きい。圧巻の一言である。
そして造形はいわゆるトピアリー、つまり樹木で造形物をつくる手法である。
しかし、同時に銅板も使われている。銅板で全体の形状を作っている。
この銅板と樹木の組合せが絶妙である。

なぜここに怪獣がいるのかは分からないが、とにかくアイキャッチになる。
そしてこの怪獣は口から水を吐いている。そこにはユーモアがある。
この底抜けの面白さがなんとも心地いいい。

そこに意味があるわけではない、メッセージがあるわけではない。理屈もない・・・多分。
そういうモニュメントもいいなぁと思う。

怪獣?

怪獣?

2019.04.07

スケボの天敵?

以前、カリフォルニアのビーチに行った際にみつけたオブジェである。

縁石のエッヂ部分についているオブジェ。いくつかのデザインがあり、海辺ということもあり、全てヒトデや貝などが具象で表現されている。かなりディテールに凝ったデザインであり、これこそ鋳物ならではの表現ということになる。

ふと思った。そうか、これはスケートボード対策なんだ!以前日本でもこのようなものを見たことがある。しかし、その時は無機的で単純な金属のプレートの様なものが配置されていたと記憶している。時に、スケートボードが禁止の場所がある。そんな時にこのようなオブジェ的なものがあると、ただ「ダメ」というのではなく、「悪いね、理解してね」と伝えている感じがする。スケボファンの人も、思わず「しょうがないな・・・」と思うのでは。確かに生き物を踏みつけるのはやはり抵抗があるもの。

うーん、さすがカリフォルニア、この遊び心が憎いなぁと思った。

スケボの天敵?

スケボの天敵?

2019.03.31

天王洲アイルの手摺

日曜日はアートシーン

この写真は3月26日の日本経済新聞に掲載されていたIBMの広告である。外国の風景にも似ているが、ここは品川区にある「天王洲アイル」である。

なぜこれを今回選んだかと言うと、この女性がよりかかる防護柵がモリチュウ製であるからである。随分前の製作、もう25年くらい前になるだろうか・・・全体の風景に馴染みながら今でもしっかりと存在感を以て景観を作っている。

当然鋳物製であるが、支柱のみならず、横桟も鋳物製というこだわりようである。そして、これは当時設計をしていたRIAの山田様のこだわりであった。ウッドデッキと水辺と鋳鉄のシンプルな手摺・・・広告に使われる位なので、デザイン的にも一定の評価を得ているということだろう(以前はテレビドラマでも良く使われていた)。

しかし、今このような手摺を作ろうとすると非常に困難が伴う。技術的な話ではない。理由は、縦格子でないと許可が下りない場合が多いからである。しかし、縦格子では風景にはなじみずづらい。

外国では横桟だけの手摺もたくさんあり、全体の景観に溶け込んでいる。もう少し安全に対する自己責任という認識が広がれば、デザインの幅が広がり、景観はより美しくなるであろう。これは民度の問題にかかわることでもある。
天王洲アイルの手摺

2019.03.24

ボンズワーク

赤川政由さんの作品である。
以前、生越の「山猫軒」に行った際に見た作品である。

メルヘンチックであり、なんとなくノスタルジックでもあり・・・
何ともやさしい可愛い女の子の顔ではないだろう。
とにかく表情が生き生きしている。

赤川さんの作品には、依頼者や設計者の思いがこもっている。
彼らの思いをしっかりとらえ、それを形にするのがボンズワークの特徴である。
製作は、デザインから始まり、それを立体にする過程で全て型紙を作る。
正に服を作るようにである。実は地道な作業の連続である。

1枚の銅板が型紙の形に切られ、曲げられ、叩かれ、組み立てられるうちに
どんどん、表情が出てくる。赤川さんのハンマーの一振りごとに、命が吹き込まれているようである。

我がまち川口にも、赤川さんの作品が沢山ある。
是非、探してみてください。

ボンズワーク

2019.02.17

五徳

モリチュウは業務用厨房機器に使われる部品を作っている。
具体的に言うと、バーナーや五徳と言ったものである。
五徳はあまり馴染みのない言葉であるかもしれないが、要するに鍋やヤカンが乗っかるところだと思っていただければよいと思う。

さて、この写真はアメリカのキッチンで見た「五徳」である。アールデコ調の一つのパターンを彷彿させる形状で、非常にシンプルであるがお洒落なデザインである。また、組み合わせるとその美しさと面白さ更に際立つ。普段目にしない五徳の形状であるので、大変面白いと感じて撮影をした。

このように、五徳の形状を変えるだけでユニークなガスレンジになる。例えば「見せる厨房」で調理をすればパーティも楽しくなるし、お店であればお客様へのアピールになる。

食事は味わうだけではなく見て楽しむことも大事。食器がそれだけ重要視されるのであれば、厨房も同様に重要視されても良いのではないか。見えない厨房から、見せる厨房、更に魅せる厨房へ。

この五徳は非常にインスピレーションをかきたてるものであり、可能性をさらに広げるアイテムであることは間違いないと感じた。

五徳

2019.02.10

銅像

オレゴン州ポートランドの空港で見つけた銅像である。
銅像という位であるから、ブロンズ鋳物であり、一般的な硫化仕上げである、

銅像をみかけて写真を撮る人もそう多くはないと思うが、撮影をするとしても銅像全体を撮る人がほとんどであろう。勿論全体空間の中でのアートの位置づけや、インパクトを考える上で全体像は大切である。しかし、私の場合は職業病もありどうしてもディテールに目が行ってしまう。

今回注目してほしいのはブロンズ鋳物ならではの細かい表現である。特に手に持っている本の様なものに文字が記載されている。よく見てみると、空港に設置されているとうこととで「パスポート」と「搭乗券」と書いてある。この辺りのユーモアがとても面白い。更に搭乗券の行先が「東京」となっているのが、なんかとても嬉しかった。こんなユーモアを感じられる造型が街中にあったら楽しいだろうなと感じるのである。

残念なのは、誰をモデルにした銅像か分からないことである。
銅像

2019.01.27

ニューヨークの建物

「鋳鉄の柱があるよ」と言われ見に行ったことがある。詳しい場所は分からないが、ニューヨークのどこかであり、その写真がこちらである。

現在、1階がギャラリーかおしゃれなお店が入っているビルであるが、そこの支柱が鋳鉄製であった。非常に大きなもので、直径80cm、高さは3.5mはあったのではないかと思う。肉厚も相当なもののようであり、当時こんな大きな鋳物をどのように作ったのか、そしてどのようにして運んできたのか、想像がつかない。兎に角大変な労力であったはずである。

鋳鉄かつて短い期間ではあったが建築の材料をとして使われたことがあった。木材は火災で焼けてしまうが、鋳鉄であれば火災にも強く頑丈という話であったが、実はある程度の高温になると鋳鉄の柔らかくなるし、剛性も失われてしまうためややその根拠に欠ける。そして当時は靭性のあるダクタイルと言う素材もなかったため、脆さもあったはずである・・・が、このように実際に今でも存在をしているのも事実である。多分100年は断っているのではないか。デザイン的にもギリシャの石柱を思わせる重厚感と存在感のあるフォルムとなっている。

アメリカの古き良き時代を感じさせる、今でも残る貴重な建築であることは間違いない。

ニューヨークの建物

2019.01.20

バッテリーパークのサイン

このサインばニューヨークの、自由の女神までの船が出ているバッテリパークのサインである。

パット見ただけで、なんとも洗練されたデザインであると感じる。一目見た瞬間「かっこいい!」と思った。
通常、立面のサインには支柱がある。しかしこのサインにはない。それでも構造的に問題ないのは、断面がRとなっているからである。そしてそのため、非常に全体のフォルムがすっきりしている。更に、全体のフォルムがすっきりしているため、足元の〇の連続した模様が生きる。支柱等が無いため、コスト的にもメリットのある。

そして、サインには、メッセージを伝えるという大切な役割がある。そうなると、ロゴや文字の配置も大切になるが、それも抜群のバランスになっており、スッキリシンプルで美しい。

じっくり見ていくと、このサインは本当に、練りこまれたデザインであることがわかる。

実は海外のサインには日本にはない非常にユニークなものがある。今後も機会があればどんどん情報収集をしていきたいと思う。

バッテリーパークのサイン

2019.01.06

ユニスフィア

今日は、錦織が久しぶりにツアー優勝したという嬉しいニュースが入ってきた。
また先日、大阪での「万博開催」が決まった。そして、今日はこの写真のような大きな地球儀である。さて、これらの共通点は何か。

実はこの地球儀は「ユニスフィア」と呼ばれ、「フラッシング・メドウズ・コロナ・パーク」にある。フラッシングと言えばテニスのUSオープンが開かれる聖地であり、錦織が以前ファイナルまで行った場所である。そして、この巨大なモニュメントは1964年4月からニューヨーク万国博覧会が開催された際にシンボルとして設置されたものである。

アート作品としての力強さと表現力は勿論のこと、当時としてはまだ比較的新しい素材であったステンレスで構成され、高さ40メートル、重さ300トンもある超大作である。そして、設置から55年たった今もその変わらぬ美しい姿を披露している。

そういえば、1964年と言えば、東京オリンピックの年。今年最初のアートシーンがこのユニスフィアであるというのも奇縁である。

絶対的価値とは