社長ブログ

2018年04月

2018.04.30

優先順位は付けない

今日は大型連休前半でお休みの日であった。
そんな中でも宅急便屋さんは来るし、郵便局は来る、「運送業者さんは大変だな」っと思う。

何でそれを知っているかというと、そういう私も仕事をしていたからである。では休みの日に何の仕事するかというと、もっぱら身の回りの整理と整頓である・・・などと偉そうに書いてはみたが、最近「趣味は?」と聞かれると「環境整備」と答えているので、正確には仕事をしているとは言えない。要するに「テニスをしています」とか「園芸をしています」とかと同類である。

さて、その整理整頓をどのように進めるかというと、まずは机の上に重なっている書類や、棚に入っていた書類、カバンの中の書類などをすべて出す。そしてそれらを棚や床などにとにかく広げて置いていく(ひどい状態の写真参照)。同じ関係の書類が別のところにあったりするので、そういう時は「仲間集め」をしておく。そして優先順位は付けずに、とにかく片っ端から整理整頓をしていく。

よく書物などで、「やることをリストアップ」して「優先順位を付けて」と書いてあるが、今までの経験上優先順位を付けてうまくいったことがない。なぜならば、全て重要に思えてしまうので順位付けの際に迷う。仮に順位をつけてもこれで「本当に良いのか」と不安になってしまう。そして考えたり迷っている間に時間が過ぎていく。最悪なのがその間にやる気が失せてしまうことである。であれば、何も考えずにとにかく片っ端からやってしまった方が結果的に早く進む。「考」より「行」である。

乱暴に聞こえるが、これは経験上自信を持って言えることである。

優先順位は付けない

2018.04.29

横浜のガス灯

 横浜は1859年に開港した港の一つ。その年は安政の大獄があった年で、日本国中が大混乱をしていたころであろう。その後明治維新となり、外国の文化が入ってきた。そして1972年に馬車道通りなどにガス灯が点灯した。

先日、横浜に行った際にたまたま通った「横浜都市発展記念館」にあったガス灯(写真)。これに思わず見とれてしまった。

ベース部から柔らかい溝がゆるやかな曲線を描いて上部に向かっていくエレガントな支柱。
デザイン全体にメリハリをつけるために美しい植物文様をあしらったアーム部(ちなみに、アーム部はガス灯を点灯する際にハシゴをかけるために必要だったとか・・・)。
機能とデザインのバランスが絶妙の灯具。
とにかく美しい。
そして、支柱とアームは鋳物でなくては表現できないデザインである。

機能ばかり強調される昨今、一見無駄とも思えるデザイン。しかしこれが人の心を豊かにし、幸せにする。街を美しく。この役割を担うのは「街のアクセサリーを創造する」をコンセプトにするモリチュウであると改めて感じた。

横浜のガス灯

横浜のガス灯

2018.04.27

会社の設計図

家を作るときにまず必要なのは設計図であろう。良い設計でないと良い家は建たない。そして、設計図に従って実際に家を建てるのは現場の職人さんたちである。設計図がないと、どのように施工するか迷う。職人さんたちの仕事をしやすくする為には、分かりやすい設計図が必要がある。

会社も同じである。どのような会社にするか、設計図が必要である。つまりこれが経営計画である。そしてそれを文書化した伝えるツールが、経営計画書である。

武蔵野の小山社長の元、毎年経営計画書を作っているが、情報が沢山あると迷う。社員が迷わないよう出来るだけシンプルで、かつ分かりやすい設計図を作る事がとても大切だと感じた。何事もSimple is bestである。

2018.04.26

モヤスキ?

 会社のみならず、人間関係を円滑にするためにコミュニケーションはとても大切なことである。新入社員が会社を退職する理由の第一位が「社内の人間関係」とのことなので、猶更である。新入社員一人採用するのに多額のお金がかかっていることを考えるとコミュニケーションが本当に大切であることを
改めて感じる。

同時に幹部とのコミュニケーションも大事である。なぜならば、社長の指示を直接聞いている人であり、部下のことやお客様のことなど現場のことを知っている人でもあるからである。つまり、昔から言われているよう社長の無理難題と現場との間で板挟み状態で苦しむ人たちである。幹部であるから優秀であることは間違いない。この幹部に力を発揮してもらわないと会社の業績は上がらない。

そこで私がやっているのが幹部ミーティング。2週間に1回20分間時間を作って話を聞く時間を作っている。目的は幹部のモヤモヤをスッキリすることであり、通称「モヤスキ」会議とも言っている。この時に、なかなか言い出せなかったこと、部下のプライベートなことなどを聞き、様々な問題解決を共に行う。問題の早期解決のためには2週間に一回は必要と考えている(今のモリチュウの実力では・・・)。そしてとにかく聞くことに徹する。

今のところ、これはうまくいっているような気がする。

モヤスキ?

2018.04.24

「万有引力の法則」応用編?

「万有引力の法則」応用編?

物が落ちるのは万有引力の法則であるが、それは何も物体に限ったことではないと考えている。

毎年、年の初めに今年はこんなことをしよう、とか、こういう風になりたい、と計画を立てる人が多いはずである。それが、1~2か月経つといつの間にか忘れてしまい、日々を惰性で過ごしてしまう・・・そういうことが多いと思う。皆さん理想を描くが、時を経て忘却の彼方へ・・・これを「素戻り人」という(株式会社武蔵野の矢島専務から教わった言葉です)。つまり、物体のみならず、意志の力も何もしないと「落ちて」しまうのである。

モリチュウでは今年から社員の皆さんに、「どうなりたい、どうありたい」という望みを5つ出してもらった。そしてそれを毎日チェックする仕組みを作った。先日ご紹介をしたアニーというチェックリストシステムに上記の望みを登録してもらい、毎日チェックをさせる。チェックをしていないと森にメールが飛んでこないので誰がチェックをしていないか分かる。(アニーはチェックが完了すると指定された人に完了のメールが飛ぶように設定できる。詳しくはメルマガバックナンバーご参照のこと)。
http://www.morichu.co.jp/blog/html/art/00048.html

半ば強制的ではあるが、自分が望んでいることをチェックするのだから文句は言えない。しかし面倒だと社員は思う。そこで聞く。では君はどうなりたいのか?そうすると、「今より成長したい、良くなりたい」と答える。そこに矛盾が生じ、自分に対し苛立ちを覚えたり、俺はダメだとか考えるが、そういう自分に気づかせることも大切である。

飛行機が飛ぶときにはエンジンが必要で、最初は大きなエネルギーを使う。しかし、軌道に乗るとある程度エネルギーを注入すれば慣性で飛行を続ける。「素戻り人」にならないためには万有引力に負けないエネルギーが必要となる。これが「強制」(きつい言葉ではあるが・・・)であり、継続すると「慣性の法則」で飛び続ける。これを「習慣」と呼ぶわけである。

2018.04.23

俺ってちょっと可哀想?

今、川口で乃が美の「生食パン」が流行っている。
焼かずに食べる。もっちりしてとても美味しい。
私は先日初めて食べたが、我が家族はすでに食べたことがあった。
聞いてみると、前に母が買ってきてみんなで食べたらしい。
「あれ、食べてなかったっけ?」とカミさんの一言。

先日、「最近胃もたれが多いなぁって思っていたら、年齢も関係するって新聞にかいてあったよ」とカミさんに言ったら、
「そうだよね、大吉もそんな感じだから」って言われた。
大吉はウチの愛犬である。確かに家族の一員ではあるが、何も犬と比べなくても…。

最近、俺ってちょっと可哀想だと思った。

大吉の写真をアップしておきます。

俺ってちょっと可哀想?

2018.04.22

日曜日はアートシーン「ニホニウム通り」

日曜日はアートシーン

理化学研究所(理研)の森田浩介グループディレクター(九州大学大学院理学研究院教授)を中心とする研究グループが発見した「113番元素」。2015年12月に国際機関がに新元素であると認定した。理研は埼玉県和光市にあるが、それにちなみ、和光市は最寄りの和光市駅から理研までの道を「ニホニウム通り」と命名し、あらたに整備された。

その道には各元素番号が記されたブロンズ鋳物製の路面板があるが、それをモリチュウで制作させていただいた(これについては後日ご紹介します)。また途中あるポケットパークには元素周期表の中で輝く「ニホニウム」をあしらったモニュメントレリーフも製作させていただいた。こちらはお話を聞いた瞬間に頭に浮かんだデザインで、個人的にも気に入っている。

道路整備は和光市の予算に加え、多くの方のご寄付で進められた。この取り組みは公共性の高い工事にいわゆる「クラウドファンディング」、つまり決められた目的に対し寄付を募るということで埼玉県でも注目されているとのこと。先日寄付者の名前が刻まれたプレートがはめ込まれ、モニュメントが最終形を見た(ブロンズ鋳物のレリーフは昨年に設置済み)。その式典が昨日行われた。ちなみに弊社会長の森敬介の名前もあった。

世界的快挙に関連する仕事をさせていただいたことは、モリチュウにとって大きな誇りである。

※写真があまり良くなくてすみません・・・。

日曜日はアートシーン「ニホニウム通り」

日曜日はアートシーン「ニホニウム通り」

2018.04.21

「おかしいな、と思ったら上司に報告をする」

モリチュウでは毎日朝礼、30分間の環境整備を行い、その後各部署のミーティングを行う。

その各部署のミーティングで行なっているのが、基本事項の確認である。
その内容はI Pad上でチェックリストになっており、およそ20項目ある(部署によって若干数は異なる)。

そのチェックリストは、
「おかしいなと思ったら上司に報告をする」
「新しい作業をするときは、上司と相談して進めます」
「作業を行う前に、手順、マニュアルを確認します」
と言った基本的な内容である。
リーダーがチェック項目の内容を読み上げ、その後全員で復唱する。
一つ読み終わるとポチっと画面上のボタンを押す。
全てボタンが押し終わると「完了メール」が私に飛んでくる。
(モリチュウでは「アニー」というクラウドのチェックリストアプリを使っている)。

チェックする内容はごくごく当たり前の事ではあるが、それをどこまできちんと出来るか。
凡事徹底、基本が大事ということで毎日これをやる。
では間違いが起こらないかというと、惰性になってやっぱり間違える。
ここは人間だからしょうがないが、頻度は減る。そしていつかは間違えなくなる。
この時初めて「習慣になった」と言える。ここまでとにかく愚直に続けるしかないのである。

「おかしいな、と思ったら上司に報告をする」

「おかしいな、と思ったら上司に報告をする」

2018.04.20

モリチュウの床はパッチワーク

モリチュウの事務所の床はパッチワークである。

なぜか、それは毎日、大体新聞紙一枚分を目安にワックスがけをするからである。なーんだ新聞紙一枚、そんな程度なのって思うかもしれないが、単なるワックスがけではない。

まず今日の決められた範囲を雑巾で拭き表面の汚れを拭き取る。その後ワックス落としでワックスを落とすと同時に、専用ブラシでゴシゴシ床を擦り汚れを落とす。汚れとワックス落とし(結構強烈です)をしっかり拭き取った後、ワックスをかける。一回ではピカピカにならないので5回位行う。つまり塗っては乾かしを5回以上繰り返す。ぼーっとしていては乾かないので、うちわで仰いで乾かす。

モリチュウは鋳物業を営んでいる。なので、床はすぐに汚れてしまう。放っておくと砂だらけになってしまう。毎日少しずつでもやらないと床がとんでもないことになる。汚れるのは当たり前。でも「だからやらない、しょうがない」と言っていては何も生まれない。

パッチワークではあるが、時々ご来社された方が「靴のまま上がっていいんですか」と聞く。その時社員は心の底できっと「やった、勝った」とほくそ笑んでいること間違いない。私はちょっと不器用そうな、でもピカピカしているパッチワークの会社の床が大好である。

モリチュウの床はパッチワーク

2018.04.18

異常なブレスト

今日は、マイナビの合同企業説明会(合説)だった。
おかげさまで、かなり多くの学生さんにモリチュウのブースに来ていただいた。大変うれしいことである。

モリチュウでは、今日の様な行事があると、必ず「振返り」をする習慣が身についている。残念ながら、今日は適切な場所が無く、駅ナカにある喫茶店で行うことにした。また次の予定も詰まっていたために、使える時間は20分。それでも参加した社員全員それぞれが、ポストイットで、今日の良かった点と悪かった点を3つずつ書き出し、それを集めて次の改善点を見いだす。いわゆるブレーンストーミングだ。たった20分ではあるが、やるとやらないとでは天国と地獄の差がある。
席もなかったので、カウンターに横一列に座り、目の前にあるガラスポストイット貼り出して振り返りを行った。正直異常な光景である。しかし、これを誰も文句を言わず自然発生的にできるところが、モリチュウの面白いところである。
次の合説に向けて、継続する良い点、反省点が見つかった。

本日頑張った社員に感謝すると共に、モリチュウのブースに来ていただいた学生の皆様に感謝します。ありがとうございました。

異常なブレスト