社長ブログ

2018年06月

2018.06.30

ご縁の自覚

毎年誕生日に両親のご先祖様のお墓参りに行く。四月末から五月頭に行くのが恒例だが、残念ながら今年は日程調整が出来ず行くことができなかったので、本日母方の祖先のお墓参りに行ってきた。ここにきていつも思う事は、「ご縁の自覚」である。「ご縁」については、毎年武蔵野の矢島専務から環境整備の講義でその大切さを聞いている。

墓碑の写真を載せた。そこには天明や天保の年号が刻まれている。そして成人することなく亡くなったご先祖様の名前も刻まれている。ここに来るといつも、今ここにいる自分がいかに奇跡的なことであるかを自覚する。月並みだが一生懸命生きなくてはと肌で感じるのである。

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2018.06.29

教育に関する方針

モリチュウには教育に関する方針がある。

社員の教育は大切であることは論を待たない。ではどのように教育の機会を与えていくか?

これまでは、社員に出来るだけ教育の機会を平等に与えるように努めてきた。しかし、今後は「公平」に与えると方針を変更した。もちろん新入社員や入社3年目までは平等に与えるが、それ以上は「自ら成長しよう」とする社員に教育の機会を与えると、宣言した。考えてみれば当たり前の話である。教育にはお金と時間がかかる。そしてすぐには結果が出ない。一般的に「教育投資」というが、投資である以上より多くのリターンを期待するのは合理的である。

なので、「このような勉強会に行くか?」と聞いて「行かせてください」と言う社員にはどんどんお金を使う。逆に「いや~私は・・・」という人からはチャンスが逃げていくことになる。そしてそれは社員本人の選択である。ただ、事実として、教育の機会を積極的に受け入れる社員が沢山いることは、うれしい限りである。

最初は平等にチャンスを与えるが、その後は公平性を大切にする。前向きに頑張る社員を贔屓する。そのことで切磋琢磨し、よりたくましく社員力を向上させ、モリチュウの力を底上げをしていきたいと切に期待している。

2018.06.28

順番を決めることは「整頓」である2

(続き)
昨日、ジムに持っていくものの荷物のリストについて書いた。

それで忘れ物はなくなったが、更に工夫をしてみた。それはリストの順番を変えたのである。
どのように変えたかと言うと、当然ジムに行くと着替えるのだが、最初に着るものがカバンの一番上に来るようにリストの順番を変えたのである。つまり「最後に入れるもの」が「最初に使うもの」なので、その順番で入れ替えた。そうするとなんと着替えの時間が今までの半分になった。奥の方に入っている物を取り出した際に、タオルが床に落ちて拾わなくてはいけないなどの現象がなくなった。急いでいる時には着替えの時間がとても重要である。特にエアロビクスは始まってしまうと途中で入ることができないので、絶対に遅刻は許されない。また、ギリギリになってスタジオに入ると、前方しか空いていなかったりして困ってしまう。

単純に並べる順番を変えることだけでこんなに大きな成果が出ると言うのは、整頓が適切にできるとそれだけパワフルな効果を生むと言うことの証明である。

※写真は新しいリスト

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2018.06.27

順番を決めることは「整頓」である1

順番を決めることは「整頓」である

毎週日曜日にジムに行っている。ジムでは軽いウェイトトレーニングと、エアロビクスの初心者コースをに参加している。エアロビクスに参加していると言うと、周りからは「緑のラメのレオタードをしてきて、頭にバンダナを巻いてエクササイズをしている姿」を想像すると言われる。志茂田景樹の様なイメージらしい。ご心配なく。私はいたって普通な格好してやっている。

さて、以前「出かける時に持っていく物リスト」について書いた。その時に写っていた写真の隣に、「ジムにもっていく物のリスト」があることを紹介した。そのリストを見ながらカバンの中に一つひとつ入れていくことで、忘れ物することがゼロになった。この効果は素晴らしい。しかしその後、整頓を進化させたことで新たな発見があった(続く)。

※写真はいままでのリスト

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2018.06.26

スケジュールの効用2

スケジュールを立てると大切なことが分かる。

昨日、スケジュールのことを書いたが、スケジュールを組むともう一つ良いことがわかる。私は30分単位でスケジュールを組むが、そのようにスケジュールを組むと、1日でやり切れないことが分かる。そうなると。他の社員にお願いをせざるを得ない。従って仕事のやり方を伝える「仕組み」を作ることが必要になる。「仕組みを作る」と言う事は、その仕事の流れを明確にすることであり、「どこに注意をするか」、また「ここまで行ったら誰がチェックをするか」ということを決めることでもある。

つまりこれが、昨日長妻さんがコメントをてくれた「業務設計」である。家を建てる時と同様、設計書がないと何も上手く行かない。スケジュールづくりは、そのこと自体が「業務設計」であるが、スケジュールを作ることで「業務設計」が進むというのも明白な真実である。

2018.06.25

探す時間は仕事ではない

「探す時間は仕事ではない」、と社員に伝えている。

そのために環境整備を行い、整理整頓をする。整頓の目的は「探しの排除」である。「探す」というと普通は「モノを探す」ことをイメージする。ごくごく当たり前の話である。そして探す時間が少なくなれば生産性がとても上がるのは当然である。

しかし、最近気がついたことがある。社員がスケジュールを組んで仕事をしていない、つまり行き当たりばったりに仕事をしていると言うことである。となると、次の仕事を探している可能性があるということである。よくある「さて、次に何をやろうかなぁ」って考える瞬間のことである。

スケジュールがきちんと決まっていれば、その仕事が終わったら次に何をやるかはすぐに分かるので、「次、何やろうかなぁ」はあり得ない。また、時間が空いた時にやる仕事を決めておくと言うのも大切であるし、「何もやらない」ということをスケジュールを組ことも大事である。このようにしてスケジュールを組む、特に詳細に組むということは、次にやることを探さないと言う意味で、生産性が上がる秘訣であり、基本中の基本である。

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2018.06.24

建設都有の地下鉄駅で・・・

ぱっと見、皆さんは何の写真か理解できたであろうか。

これは、2017年6月14日の神田駅である。今、オリンピックに向けて地下鉄各駅の改修が進んでいるが、その時は、壁面改修のためにホームの向かい側の壁が剥き出しの状態になっていた。私はこれを見た瞬間、前衛作家のモダンアート壁画かと思った。それくらいのインパクトがあった。俗っぽく言えば「カッコいい!」と思ったのである。

荒々しさと同時にレトロ感と郷愁を感じさせる構成。大きさと連続性から迫り来る圧倒的なパワー。古い倉庫の扉を彷彿させる中央の白い部分が全体から浮き上がり、構成全体にインパクトと動きを与えている。

これを見たとき、ふと思い出したのがかつて見たことのある三岸節子氏の絵である。落ち着いた色調の中に、内面から湧き出てくる力強さをよく覚えている。

工事現場に偶然現れたアートを発見した時の興奮は、周囲の人たちが気づかない大きな宝物を発見した時の感情に似ている。

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2018.06.23

おかむら

川口駅東口にある和食のお店「おかむら」を知っているだろうか。

テーブル席が2つとカウンターのこじんまりとした店だが、清潔感の感じられる明るくてシンプルな店づくりには好感が持てる。黙々と調理をする店主の岡村氏はまだ若いが、ホテルオークラの和食の店で修行をし、オランダのアムステルダムで勤めた経験も持つ腕は確かな調理人。また、アムステルダム時代の同僚が、フロアを切り盛りをしている。適度な愛想(良い意味で)が心地良い。

また、季節に応じたお酒や料理も勧めてくれる。日本人は料理をオーダーするのがあまり得意ではないが、その様な時、さっとオススメを言ってくれるのは逆に嬉しいことである。味に対し値段は手頃である。私は美食家でもなく料理研究家でもないので、味について偉そうに言う資格はない。なので、それについてついてつべこべ言うつもりはないし、食レポをするつもりもない。ただ1つ言える事は単純に「おいしい」と言うことである。それを信じるか信じないかは、実際にお店に足を運んで食してみるしかない・・・ので「ぜひ一度足を運んでみては!」・・・と思う。
ここでお酒を飲み交わしながら、人生や経営の談義に花を咲かせることが、私の楽しみの1つである。

今日「おかむら」のことを書こうと写真を撮ろうと思った瞬間、看板が消えてしまった。写真は冴えないが、味は冴えていると思うのでご心配なく。

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2018.06.22

「原因」と「結果」の法則

『原因』と『結果』の法則」という本がある。

ジェームズアレン氏が1902年に記した本である。100年以上に亘り読まれ続けている。つまり、100年という時空のフィルターにかけられ、今尚読み続けられているということは、何かしら理由があるはずである。

ある意味当たり前の事が、書かれている。「今ある結果には必ず原因がある」ということである。そしてその原因を作っているのは突き詰めれば自分自身であるということである。今の自分があるその原因は複雑多岐にわたり、直接的な原因は分かりにくい。また、原因は分かっていても認めたくないというのも理解出来る心理である。

秋に農作物を刈り取るには、春に種を撒かなくては実は取れない。これは自ら幸せをつかむきっかけの種まきのことである。土壌が悪くては、良い実が取れない。これは自分のいる外部環境であろう。そしてそれは自分で選択できる。また、挨拶と整理整頓の強制は土地を耕す行為である。また、肥料を与えなけれればたわわな果実は期待出来ない。これは教育であろう。

まえがきにこのようなことが書かれている。「自分こそが自分の人生の創り手である」。「我が人生のシナリオライターは自分しかいない」ことに気づいていな人は意外と多い。全ては自分自身なのである。

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2018.06.21

ニコニコ顔でいること

ニコニコ顔でいることが大事である。

相手に対しても良い印象を与えるし、自分自身のモチベーションアップにもつながる。ただ勘違いしてはいけないのは、テレビのお笑いを見てケラケラ笑っていることがニコニコ顔と言うわけではない、ということである。仕事をする上で、その目的を理解し、そこにやりがいを感じ、その充実感からにじみ出てくるニコニコ顔が本来尊いものである。

そのことをしっかりと社員に伝えないと、楽してニコニコしているのが大事であると勘違いをしてしまう。「本来楽な仕事はない」と言っているのが日本電産の永守会長である。なぜならば、「例えば遊園地とか楽しいところに入るときは、お金を払って入る。会社はお金を払っている。だから大変なのは当たり前だ」ということである。今は少し風潮が違っている面もあるが、本質的には正しいと思う。そして大変なこと、面倒くさいと思うことがビジネスになることも多い。面倒を乗り越え、創意工夫をしビジネスにしていくこと自体が楽しいことであり、それが最終的にニコニコ顔になるのだと思う。

もっと突き詰めて言えば、仕事を一生懸命やり、儲かり、給料が増え、人生が充実することでニコニコ顔になれるのである。その場の楽しさでニコニコしていても、最終的にはしかめっ面になってしまうわけである。

更に突き詰めて言えば、楽をすることは効率アップにつながるから良いが、とにかく怠け者はダメだということである。

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