社長ブログ

2018.11.14

腰骨を立てる(2)

腰骨を立てると呼吸が深くなる。いわゆる「シャンとする」というやつである。
元気で矍鑠としたご老人はみな背筋が伸びている。つまり腰骨が立っているのである。

さて昨日、花巻東高校は「気を付け」の代わりに「立腰」と普段から言っていることをご紹介をした。確かに「気を付け」というと日本人であれば「ピシッ」と立ち、直立不動の姿勢を言うわけだが、ではどのようにすれば直立不動になるかというと、「立腰」をすればそうなる。なので、「気を付け」と言われて「そうは言っても何に気を付ければよいの?」という号令よりも、「立腰」の方が直接的で分かりやすく、その方が行動も変わりやすい。そして普段から「立腰」と号令をかけている花巻東の学生達は、常に「腰骨を立てる」ことが習慣の集団となっているはずであり、だから野球部も強く、類まれなる名選手が生まれているとも言える。

「そんなの偶然じゃないか」という方もいるかもしれないが、1%でも偶然ではない可能性があるのであれば試してみる価値がある、というのが私の持論である。なので今日からモリチュウの朝礼も「気を付け」ではなく「立腰」でスタートをすることにした。さて、どのような変化が現れるか。1年後が楽しみである。