社長ブログ

2019.02.06

愛さんが殺害されたこと

普段はあまりこういうことは書かないが、今回はどうしても書いておきたいと思った。

それが、「心愛さん殺害」事件である。小さな子供にとって、頼れる人は親しかいない。しかしその親から虐待され、見放されたらもう逃げ場がない・・・絶望しかないのである。なんでこのようなことが起きてしまうのか・・・。それは、親が大人になっていないということである。

そして、もう一つの問題が「児童相談所」である。今までも過去に何度も同じような悲しい出来事が沢山起こっている。しかし、今回また同じことが起きた。「児童相談所」は一体何をやっているだろうか。時々聞くのは「プライバシーの侵害になるから、家に入り込むことが出来ない」という話である。しかし、本来救わなくてはいけない子供が何人も亡くなっているという事実を考えると、もうそういう言い訳は通用しない。そう、「プライバシー」という美辞麗句を盾に、責任逃れをしているとしか思えない。

勿論プライバシーは守らなければいけないし、なんでもオープンになると大変なことになる(この辺りは、ザ・サークルと言う映画が参考になる)。しかし、エセプライバシー擁護論者は結果的に人の命を軽んじていることになる。
昔は隣の子供を叱ったり、地域が子供を見守っていた。そこにはプライバシーの侵害なんていう言葉はなかったはずである。悪貨が良貨を駆逐する根源は、このへんちくりんな「プライバシー」論である。

今回の事件を、同じ様に怒りをもって感じているのは私だけではないはずである。