社長ブログ

2018.10.31

名前(3)

名前についての考察を続ける。

次に、これは昨日書いた名前のIDとしての役割に通ずることではあるが、名前、特に「姓」には「便利」という側面がある。時々同じ姓の人が集まっている地域がある。例えば「佐藤さん」が沢山いる地域で「佐藤さん」と呼んだら沢山の人が反応することとなる。実に不便である。実は今日お昼の時間に従弟の森さんと一緒だったのだが、ある人が「(従弟の)森さん」と呼んだ時、一瞬自分が呼ばれたのかかと思い、「ドキッ」とした。そう考えると各自が様々な異なる姓を持つことは、日常生活においてとても便利なのである。

また、「人を人たらしめるもの」という役割もある。これはどういうことかと言うと、囚人を考えてみると分かる。囚人は囚人故に「番号」で呼ばれる。なので名前で呼ばれるということはちゃんとした人として認められていることになるので、ここも重要なポイントであろう。