社長ブログ

2019.09.08

「名前を呼ばれたら返事をする」習慣

モリチュウでは経営の道具として「経営計画書」を使っており、社員全員に配布をしている。ここには会社の様々なルールが書かれているが、その中に「社員としての正しい姿勢」と言う項目がある。姿勢とはもちろん「心構え、態度」の意味である。その中に「名前を呼ばれた時、声をかけられた時、指示をされたとき、注意をされた時ははっきりと大きく、やや高い声で『はい』と返事をする」と言う項目がある。なぜこんな当たり前ことがここまで細かく書いてあるのか・・・それは、やらないからである。ここで間違えてはいけないのは、「出来ない」のではなく「やらない」のである(笑)。

当たり前のことと言えば、お客様やあるいは協力会社の方で、遠方からわざわざご来社いただいた場合は、奥の席に案内をするのが礼儀である。しかし先日協力会社の方(しかも若い女性!)がご来社した際に、その方が手前の席に座っていた。案内をしたのは、同席予定であった新入社員と入社二年目の社員で共に男性・・・。「だからモテないんだこいつら!(笑)」と思いつつ、ここについても社員教育をしていかないと、嫁をもらえないなぁ・・・と思った次第である。そういう自分もモテた訳ではないので因果関係は不明であるが、少なくとも礼儀としては知っておくべきである。

実はこれらの事例、最初の事例は「知っているがやらない」場合、2つ目の事例は「知らないので出来ない」場合であり、同じ「やっていない」でも内容が違う。
二つ目の「知らないので出来ない」のケースは「教育」するしかない。
一つ目の「知っているがやらない」のケースは性質が悪い。「かっこうつけている」からか、「変なプライド」があるからか・・・そこを変えることは不可能。なのでそもそも何が正しいかを自問自答させるしかない。そして両方に共通するのは、「訓練」が必要だということ。つまり、繰り返し練習し「習慣化」することである。

いずれにしても、何歳になっても名前を呼ばれたときは、「はっきりと大きく、やや高い声で『はい』」と返事をすることにしよう。経営計画書に書いてあるので、やらないと社員から後ろ指さされてしまうし・・・それ以上に、その方がカッコいいと思うからである。