社長ブログ

2020.12.06

東横イン

確か1年前位であろうか、うちの近くに東横インができた。本当に目と鼻の先である。出来たばかりの時は、「これで夫婦喧嘩した時にすぐに逃げ込める場所が出来た」とほくそ笑んでいたのであるが、その東横イン、最近どうも人気(ひとけ)がなく営業をしている様子ではなかった。しかも、1階の窓全体には内側からビニールのようなものが貼られており、「えーもう内装を変えているのかなぁ・・・それとも、もしかしたらコロナで閉鎖しちゃったのかなぁ・・・さすが大手は動きが早いなぁ。」と思っていた。

実は違っていた。

この東横イン、「新型コロナウイルスの軽症・無症状の感染者の方が宿泊される施設として、一棟貸しをしている」
とのことであった。

勿論、コロナがまた拡大していることは周知の通りである。しかし、身近に感染者がいないことや自分なりに感染予防をしているため、当事者意識としてはあまり高くなかったのも事実である。

しかし、こんな近くに厳しい現実が起こっていることを目の当たりにすると、否が応でも意識が高まるし、他人事ではないと感じてしまう。あの中で医師や看護師の皆様が大変な思いをしていることに想いを馳せると気持ちがギューっと引き締まる。

医療従事者の方々に対する感謝と応援の気持ちが現実味を持って芽生えた同時に、自分や自社のコロナ対策についても警戒レベルを上げなくてはいけないと気づいた瞬間であった。