社長ブログ

2018.03.12

経営計画書

モリチュウでは、経営計画書を使って経営をしている。
経営計画書は、「5年後、および今期の数字目標」、「会社の方針(ルール)」、「年間スケジュール」の3部構成になっている。

今までは、社長が一人で作ってきたが、今後は少しずつだが、幹部にも参加をしてもらって作っていこうと考えている。これは、より経営に参画、平たく言えば関心を持ってもらいたいからだが、それ以前に、経営計画書の中身をもっとよく知ってもらう為でもある。今日はそのやり方を学ぶ研修に参加した。

はっきりしたことは、評価、検証が出来ない方針が結構あるということだ。

社長は社員が迷わず行動し、それが評価、検証できる経営計画書を作らないといけない。そうなると基本的な考えの「方針」と、具体的な行動方法の「規程」を分け、それがどのようにつながっているかのストーリーが必要。そうでないと良い経営計画書とは言えないということ・・・が分かった。

来期は間違いなく方針書を大きく変える。規程部分がなくなるので、今の約半分の量になるだろう。

2018.03.11

三越前

先日、三越前駅に行く機会があった。階段上がり改札を出ると、柱の上に金属のガラリのような装飾が目に入った。

これは多分、当初駅ができた時からあるものだと思う。真鍮製の鋳物と彫金を組み合わせて作ったのではないか。

このレトロなイメージは、エムパイアステイトビルの上部の装飾につながるアールデコ調をイメージさせる。同時に、日本建築の欄間をイメージさせる和のデザインも取り入れられている。いわゆる和洋折衷だが、そのバランス感覚が素晴らしいと感じた。

決して古めかしい印象ではない。同時に、どことなくノスタルジックな雰囲気も感じた。それは、そこに脈々と流れ続ける豊かな時間(とき)を想起させるからではないだろうか。

三越前

2018.03.10

飲み会

今日の朝礼で、グループ懇親会を行うとの報告があった。

グループ懇親会は、費用の半分から七割程度を会社で負担して、
職場のグループごとに、毎月一回懇親会を開く。
義務ではないが、会社が負担するのでほぼ毎月各グループが開催している。
そこで話されている内容はよく分からないが、くだらない話がほとんどで、
時たま仕事の話をしている程度だと思う。

これでいいのであり、これが重要。
くだらない話をして、バカ話をして、笑って、たまに真面目な話をして…。
この何気ない時間が、社内のコミュニケーションを円滑にするベースになるのである。

2018.03.09

整理

モリチュウには日めくりカレンダーというのがあり、毎日朝礼でそれについて話をしている。今日は「徹底した整理はあらゆる活動の原点である」という内容である。整理の定義は簡単に言うと捨てることなのだが、何事も要らないものがなくスッキリした状態でないとうまくいかない、と言うことである。

中でも書類を捨てるのはかなり勇気がいる。いつか見るのではないか、いつか使うのではないか、と言うことになるとどうしても思い切って捨てることができない。私の過去の経験からしてそうであった。

そういった悩みを一発で解決するすごい方法を、私の尊敬する吉川社長(株式会社プリマベーラ代表取締役)から教えてもらった。それがEvernote +スキャンスナップである。

書類をスキャンスナップで読み込みデータとして保存し、原本は廃棄。保存される時に印刷文字がデータ化されるので、あとはそれが必要な時に検索するだけである。

この習慣を身につけてから、とにかくとってもスッキリなのである。

良い習慣を強制することは正しいが、まだ我が社の文化レベルでは厳しいので社員にこの習慣を強制してはいない。
しかし、近いうちに強制する日が来るだろう。その時は、モリチュウがまた小さな成長を遂げたことになる。

2018.03.08

捨てる

今日は、焼き鳥屋さんで地元の社長と飲んだ。

彼はとても優秀で仕事も順調である。しかし何となく浮かない顔をしていた。
話を聞くと、「自分の夢」と「目の前の利益」のどちらを取るか悩んでいるという。
もっとよく話を聞くと、やりたいこと、やらなくてはいけないこと、頼まれてしまうことが沢山あり、どうしたら良いか分からないというのである。これはある意味うらやましい悩みで、周囲からの期待が大きいということに他ならない。

そんな彼に話したアドバイス。「大きなイエスの為に、小さなノーをいうことに躊躇してはいけない」。

経営の師匠である小山昇氏は常に言っている。「やらないことを決めなさい!」

平昌オリンピックで金メダルを取った羽生結弦選手はこう語った。
「連覇のためだけに幸せを全部捨てようと思いました。普段のこととか、考え方です。“あ、今この幸せいらない”とか。身近にあるものをすべて捨て去ってきた感じです」

羽生選手は、金メダルのために、沢山のものを捨てた。捨てる勇気が金メダルをもたらしたとも言える。

人生で金メダルを取るには捨てる勇気が必要なのだ。