社長ブログ

2018.08.21

ストーリーとプログラミング

映像作家や映画監督が作品を作る時に当然ながらストーリーを作る。

ストーリーでは展開が重要である。展開とは、物語の順番をどう組み立てるかであり、その順番によって伝わり方、感動が違う。例えば推理小説で、最初に犯人を教えてしまうのは、敢えてそのような展開にする場合は別にして基本的には面白くない。そしてあっと驚く意外性が盛り込まれストーリーとしての深みが増す。

プログラミングはどうであろうか。これは手順を順番通りに並べるということ。そこには感動というウェットな世界は不要かもしれないが、逆にシンプルさが求められる。

ストーリーにはウェーブがあるが、プログラミングは直線である。そしてその共通点は、ゴールを明確にし、そこに至る展開を考え、順番を考慮して並べるということである。

オイラーの公式が「美しい数式」と言われるように理系にも美がある。理系と文系の違いは心の振動の有無と捉えることもできるが、個人的には、絵画で言う「印象派」と「抽象画」の違いと考えた方がすっきりする。表現方法は違うが、ともにアートである。文系だからと言って、プログラミングに対し勝手な苦手意識を持つ必要はなく、理系だからといってアートについて語れないということはない。自分自身を型にはめ込んではいけない。「色彩の魔術」も「簡素な機能美」も、共に美しいと感じられる感受性が大事であり、プログラミングに込められたストーリーが語れれば、それはまさにアートなのである。