社長ブログ
2018.04.21
「おかしいな、と思ったら上司に報告をする」
モリチュウでは毎日朝礼、30分間の環境整備を行い、その後各部署のミーティングを行う。
その各部署のミーティングで行なっているのが、基本事項の確認である。
その内容はI Pad上でチェックリストになっており、およそ20項目ある(部署によって若干数は異なる)。
そのチェックリストは、
「おかしいなと思ったら上司に報告をする」
「新しい作業をするときは、上司と相談して進めます」
「作業を行う前に、手順、マニュアルを確認します」
と言った基本的な内容である。
リーダーがチェック項目の内容を読み上げ、その後全員で復唱する。
一つ読み終わるとポチっと画面上のボタンを押す。
全てボタンが押し終わると「完了メール」が私に飛んでくる。
(モリチュウでは「アニー」というクラウドのチェックリストアプリを使っている)。
チェックする内容はごくごく当たり前の事ではあるが、それをどこまできちんと出来るか。
凡事徹底、基本が大事ということで毎日これをやる。
では間違いが起こらないかというと、惰性になってやっぱり間違える。
ここは人間だからしょうがないが、頻度は減る。そしていつかは間違えなくなる。
この時初めて「習慣になった」と言える。ここまでとにかく愚直に続けるしかないのである。
2018.04.20
モリチュウの床はパッチワーク
モリチュウの事務所の床はパッチワークである。
なぜか、それは毎日、大体新聞紙一枚分を目安にワックスがけをするからである。なーんだ新聞紙一枚、そんな程度なのって思うかもしれないが、単なるワックスがけではない。
まず今日の決められた範囲を雑巾で拭き表面の汚れを拭き取る。その後ワックス落としでワックスを落とすと同時に、専用ブラシでゴシゴシ床を擦り汚れを落とす。汚れとワックス落とし(結構強烈です)をしっかり拭き取った後、ワックスをかける。一回ではピカピカにならないので5回位行う。つまり塗っては乾かしを5回以上繰り返す。ぼーっとしていては乾かないので、うちわで仰いで乾かす。
モリチュウは鋳物業を営んでいる。なので、床はすぐに汚れてしまう。放っておくと砂だらけになってしまう。毎日少しずつでもやらないと床がとんでもないことになる。汚れるのは当たり前。でも「だからやらない、しょうがない」と言っていては何も生まれない。
パッチワークではあるが、時々ご来社された方が「靴のまま上がっていいんですか」と聞く。その時社員は心の底できっと「やった、勝った」とほくそ笑んでいること間違いない。私はちょっと不器用そうな、でもピカピカしているパッチワークの会社の床が大好である。
2018.04.18
異常なブレスト
今日は、マイナビの合同企業説明会(合説)だった。
おかげさまで、かなり多くの学生さんにモリチュウのブースに来ていただいた。大変うれしいことである。
モリチュウでは、今日の様な行事があると、必ず「振返り」をする習慣が身についている。残念ながら、今日は適切な場所が無く、駅ナカにある喫茶店で行うことにした。また次の予定も詰まっていたために、使える時間は20分。それでも参加した社員全員それぞれが、ポストイットで、今日の良かった点と悪かった点を3つずつ書き出し、それを集めて次の改善点を見いだす。いわゆるブレーンストーミングだ。たった20分ではあるが、やるとやらないとでは天国と地獄の差がある。
席もなかったので、カウンターに横一列に座り、目の前にあるガラスポストイット貼り出して振り返りを行った。正直異常な光景である。しかし、これを誰も文句を言わず自然発生的にできるところが、モリチュウの面白いところである。
次の合説に向けて、継続する良い点、反省点が見つかった。
本日頑張った社員に感謝すると共に、モリチュウのブースに来ていただいた学生の皆様に感謝します。ありがとうございました。
2018.04.17
アマゾンダッシュ
コンピュータが生まれた。
インターネットでそれぞれのパソコンが繋がった。無線LANの普及で更に世界が狭くなった。世界中から多くのデータが集まる。インプットの世界では、キーボード入力から音声認識へ進化。指紋認証、顔認証、更に「歩き方認証」というのも研究されているらしい(確かに歩き方にはそれぞれ特長があり、同じ歩き方をする人はいない)。集められたビッグデータをさまざまな角度から分析し、ビジネスや防犯などに使う。AIはプロの棋士に勝つほどの知能を持った。言わずと知れたことだが、ITの世界は日進月歩だ。
アマゾンダッシュというのがあると言う。
例えば、洗剤の入っている棚があるとする。その棚にボタンが付いていて、数が少なくなったとき、そのボタンを押すだけで発注がかかるというのである。そのボタンには商品(この場合は洗剤)情報が登録されていて、またネットにも繋がっているので、発注がかかるというのである。アマゾンの「ネットにつなげないと買えない」という唯一の欠点を克服するものである。ここには「いかに楽に買わせるか」、「比較させない」、「囲い込み」と言ったしたたかな戦略がある。これを知った時、「なるほど、これはトヨタカンバン方式の進化系だ」と感じた。
世界は変わる、時代も変わる、好き嫌いを言ってはいられない。しのごの言わずにやってみる。なのでアマゾンダッシュをやってみようと思う。ただ、大切な事が一つある。どの洗剤を登録するかは、カミさんに確認することを怠ってはいけない、ということだ。
2018.04.15
ボンズさん
ボンズさん
いよいよボンズさんの登場
昨日は、久しぶりの川口駅周辺の作品を一緒に見て歩いた。
ボンズさんは、本名赤川政由さん。銅板鍛造作家である。つまり銅の板を叩いたり折り曲げたりして作品を作る。ボンズは、坊主(ボウズ)の方言だとか。意味は子供を指す。本人と話をしていても、ボンズそのものである。
実は、ボンズさんの作品は、数多く川口にある。
いつまでも子供心を忘れないボンズさんではあるが、作品には必ず深いメッセージが込められている。
それは、川口の場合は「街の記憶」。変わりゆく街並ではあるが、かつてそこにいた人や、そこにあった日常生活を感じさせる作品。市井には教科書に載らない営みがあったはず。その誰しも忘れてしまいそうな記憶を、疎かにしてはいけないと、作品が優しく、そしてさりげなく語る。
「街の記憶」は川口を代表する建築家であった、叔父でもある森行世さんが常に建築作品に織り込んで来た。森行世さんとボンズさんは常に一緒に歩んで来た。
ボンズ作品マップを作成しなくてはと思いながら、まだ出来ていない。これをするのは自分だと自覚してはいるが。