社長ブログ

2018年10月

2018.10.21

ピクトサイン

日曜日はアートシーン

あるビルの中で見かけたピクトサインである。「車いす可、オストメイト、おむつ交換ができる」ということで通称「誰でもトイレ」とも言われている。

街で見かけるピクトサインはとても面白い。東京オリンピックの時よく見る一般的な男女のトイレマークがデザインされたとも聞いたが、ピクトサインは日本人はもとより、外国人にとっても分かりやすいサインである必要がある。そのため様々なところで様々なデザインがされている。似たようでちょっとひねったデザインであったり、ユーモラスなデザインであったりするので、よく観察すると様々な発見がある。

このサインは鋳物ではなくステンレス製でレーザーカットをしたものである。しかしレーザーカットはそれほど厚い板をくりぬくことは出来ず、実際出来たとしてもコスト的に現実的ではない(時間がかかりすぎるからである)。このサインの外側の枠の部分は厚みがあるように見えるが、これは板を重ねて厚みを出している。これが結果的にデザイン性を増している。

ピクトサインの製作方法は千差万別である。先日、川口の新市立高校で鋳物製のピクトサインを取り付けたが、鋳物はより立体的な表現が出来るのでそれはそれで面白い。

デザイン×製造方法=無限大・・・と考えると、ピクトサインは面白く、そして奥が深いと感じる。

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2018.10.20

「ニュース」

「ニュース」をテレビで見た。ジャニーズのニュースである。

「ヘェ~意外とうまいじゃん」と思ったが、それを見ながらふと思ったことがある。「ニュース」は4人組である。そして歌を交互に歌う。一人がずっと歌うことは無い。そしてこのパターンは勿論「ニュース」だけではなく、他のアイドルグループにも言えることで、AKB48に至っては48人もいるわけである。

昔、稲尾和久という投手がいた。かつて日本シリーズで稲尾は7試合中6試合に登板し、第3戦以降は5連投。うち5試合に先発し4完投し西鉄ライオンズを優勝に導いた。この時、「神様、仏様、稲尾様」と言われたのは有名な話である。

今ではプロ野球も高校野球もここまで酷使をすることはない。アメリカ大リーグでは明確なルールは無いようだが、投球数制限的な配慮がなされているようだ。高校野球でも複数の投手が継投で優勝を目指すスタイルが当たり前になり、かつてのように一人の投手が連投し、ドラマを演出するということは少なくなった。今年話題となった金足農業高校の吉田輝生投手のような活躍をすると、マスコミが「休ませろ」と叫ぶようになった。時代の変化である。

アイドルの世界も同じで、一人の飛びぬけたアイドルではなくグループで歌うようになった。これは野球でいう継投策と一緒で、一人ののどの負担を減らすという配慮がなされているのかもしれない。

高校野球やアイドルのスタイルの変化から見えることは、一人の飛びぬけたカリスマ社長が経営する時代から、社員とともに歩む経営へと変化している、そしてそれはもう20年前からそうなってきているということである。

なるほど、社長が「オレがオレが」とやっていると、社員から「オレオレ詐欺社長」と言われてしまう時代なのであろう。

2018.10.19

傷にも効果、鼻うがい

「鼻うがい」について以前に書いたことがある。

「鼻うがい」は「鼻洗浄」とも言われているが、花粉症や風邪予防に非常に効果がある。効果があると断言できるのは、自分自身で鼻うがいを始めてからほとんど風邪をひかないからである。そんな中、先日弊社の新入社員から「社長、僕も鼻うがいを始めたんですよ」と言われた。これを聞いて、モリチュウにもこんな変態が育ってきたと、とても嬉しく感じた次第である。

さて、皆さんは「鼻くそ」をほじるだろうか。多分ほとんどの人がほじると思う。どんな美人でもほじるであろう。かく言う私もほじる。実は、つい先日いつも通り鼻くそをほじっていたら、鼻の中を傷つけてしまった。少々腫れてている感じで痛かった。私の鼻うがいは、ぬるま湯の塩水で行うのだが、少々染みるかもしれないと恐れながら、いつも通り鼻うがいをした。そしたらなんと、数日のうちに腫れが引いてあっという間に痛みが引いてしまった。

塩水なので殺菌効果はあるだろうが、鼻の中を直接殺菌するには鼻うがいしかない。風邪をひかないというのも、汚れを洗い流す以外にこのような殺菌効果があるからであろう。

なので、鼻うがいはぬるま湯の塩水で行うのがお勧めである。これが「我が体験的鼻うがい論」である。

2018.10.18

社長飲み会

本日は社長飲み会であった。

社員をグループに分け、グループ毎に基本毎月1回開催する。グループは最大でも社長を入れて6人以下。なぜならばそれ以上になると、場が二つに分かれてしまい一体感が出ないからである。

今日の飲み会には内定者のY君も参加をしてくれた。「会社に入る前から飲み会に参加させるのはいかがなものか?」と思う方もいるかもしれないが、勿論強制ではないし、ノミニュケーションはモリチュウの文化になっているので余り緊張をすることなく参加できる雰囲気がある。実際、今日は最年配のNJさん方も参加していたが、お互いジョークの飛ばしあいをしており、ジョークの中身は別として、Y君ととても仲良くなる良い機会になったようである。ただ、NJさんのジョークはもう少し研磨する必要がある(磨き上げるということ笑!)。

飲み会は社員からの質問を受付けて、それに対し社長が答えるという流れが主である。このスタイルを始めた当初はあまり質問が出なかったが、最近ではとても良い質問が出るようになってきた。

今日の各自の感想は、
「若い社員の人たちと一緒にこのような機会を持てて嬉しい」。
「(モリチュウで)バイトをしていますが、疑問に思っていたことを社長に答えてもらって勉強になりました」(内定者のY君はモリチュウでアルバイトをしている)。
「近いところで働いているにもかかわらず、大事な情報を聞き取れていなかったことに気づきました。すぐに対応をします」。
「普段あまり一緒に仕事をしない部門の方の話を聞き、どんなことが起こっているのが理解できてよかったです」。(社長飲み会は部門横断でグループを構成します)。

本音はどんな気持ちが分からないが、多少なりとも楽しい機会になればよいと思っている。尚、この飲み会も武蔵野様から学んで行っている。

2018.10.17

体温を上げる。

すっかり秋めいてきた今日この頃。

朝晩の気温が大分下がってきた。インフルエンザも大分流行っているとの話を聞く。ついこの間まで「酷暑」などと言っていたのがウソのようである。急な気温の変化に体がついて行かないというのも事実である。

この様な季節は免疫力アップが求められる。具体的にはいわゆる正常な体温36,5度を維持することである。昔は36.5度が当たり前であった体温が、今では35度台に落ちてきている。交通機関が発達したり、様々な分野で自動化が進んだ関係で体を動かさなくなったとか、冷暖房完備の施設が増えたとか、食生活の変化とかいろいろ理由はあるだろうが、だからと言って、移動手段を全て徒歩に変えるのはナンセンスだし、公共施設の空調を自分の希望で全てオフにすることが出来るはずはない。今の時代に合わせて自らの健康維持法をみつけ、実行するしかない。いずれにしても体温上昇は免疫力アップにつながる。

体温を上げるのはお風呂につかるのが一番である。以前にもこのことは書いたが具体的な方法については書かなかった。その方法というのは、温度42度のお風呂に20分間肩まで浸かり、上がった後、ダウンジャケットのような保温力のある防寒着を着て20分間体を保温する。こうすると体温は上がる(はせがわ整形外科クリニック 長谷川院長より教えていただいた)。人体実験済であるので間違いない(私が自分でやった)。更に3~4日毎に行うと良いらしい。当初低体温気味であった私は、今では36.2度~36.4度の間の体温である。「未病」という言葉が市民権を得た今、健康維持は保険料削減につながり、国をも救う最も意義あるボランティアである。のんびりお風呂に浸かることがボランティアになるのである。いいではないか!

ただ、お風呂に浸かっている間に汗をたっぷり書くので、娘さんのいる家の場合は、お風呂に入る順番に気を付けた方が良いのは事実である。

2018.10.16

「まずもって」

本日は、川口青年会議所の歴代理事長会議であった。

これは、来年度の理事長が決まると行われる恒例行事であり、新理事長を応援する機会であり、同時に今年度の理事長をねぎらう機会でもある。勿論歴代の方全員が集まるわけではないが、比較的多くの方が集まる。ちなみに、青年会議所は1年ごとに理事長が交代する組織である。

その時の話と言うより、その後の二次会の話であるが、たまたまK先輩と隣り合わせになった。先輩はとても面白い逸話を沢山覚えており、二次会の間中笑いっぱなしであった。

その中の一つが「まずもって」と言う言葉についてである。これはよく青年会議所の上の方が話をする際に使う冒頭句である。しかし正直あまり一般的とは言えない。ある時、ある先輩がタイに海外視察に行った際に日本人とタイ人が集まる会合で「まずもって・・・」と挨拶を始めた。しかし通訳の方は「まずもって」という言葉を聞いたことがなかったらしく、「まずもって・・・、まずもって・・・」と口ずさみ、近くにいた日本人に「まずもってって何ですか?」と聞いたとのこと。通訳をする方はのっけから意味が分からず、ゴングなった瞬間に先制パンチを見舞われた如く、大変なショックであったことであろう。笑い話でもあるが、気の毒な話でもある・・・。

まあ、「まずもって」はまずもって青年会議所の中だけで使った方が無難かもしれないな・・・と思ったりした今夜であった。

2018.10.16

進捗会議

我が社では進捗会議を行っている。

進捗会議とは、幹部(モリチュウでは3グループ以上となる)が集まって会議を行う。どんなことをやっているか、その簡単な内容は次回のメルマガに書いてあるのでそちらを参照してほしい。

モリチュウの今年からの新たな取り組みは、有給休暇の取得促進策を導入したことである。これは年間予定を立てる際に、社員全員が前もって有給休暇を取得する日を申請し一年間の全員分の有給休暇予定を決めてしまうという取り組みである。とは言えすべての有給をスケジュールに入れるわけにはいかないので(忌引きなどが発生する可能性があるため)、3G以上は連続5日間、以下は連続3日間としている。

さて、進捗会議の話であるが、実はそれに限らず様々な幹部出席の会議がある。そして幹部が有給を取得中は幹部が指定した部下が出席をし代役をすることになっている。今までは、別の部門の幹部が代役で発表をしていた。しかしそれは全く無駄である。直属の部下が出席すると、上司がどんな内容の会議に参加をしているか分かるし、部下も発表をするので教育にもなる。一回でも体験をすると「ひとごと」でなくなる。そして、上司がどの部下を一番目にかけているかも分かる(笑)。

とにかくあれやこれや考えながら社員教育を推進しているのである。

2018.10.15

最初に食べた人・・・

味覚の秋である。

勿論、秋に限らず世の中には美味しいものが沢山ある。野菜や果実、そしてお肉、魚介類など種類も沢山ある。その中には、おいしいが一見グロテスクなのもいる。

例えばタコ。タコは生でも良し、茹でてもよし。煮ても焼いても良い。しかし姿形は正直誉められたものではない。そして、ぐにゃぐにゃ動くし、くっついてまとわりついてくる。どう見てもグロテスクである。そして私は思うのである。こんなグロテスクな生き物を誰が最初に食べたのであろうか。

例えばウナギ。ウナギは白焼きでも蒲焼きでも美味しい。土用のウナギは、実は今でいうバレンタインデーのように商人たちが作り出したイベントという話もあり、夏場は美味しくないらしいが・・・そんなこと関係なく実に美味しい。しかし、やはりヘビだかナマズだか分からないようなクニャクニャしたこの生き物を誰が最初に食べたのだろうか。

かつて人間の感覚が動物的で鋭かった頃、「これは食べて大丈夫かどうか」について直感的に分かったのであろうか。そうだとしても、初めて食べるのは勇気がいる。中には食べたら無茶苦茶まずかったとか、毒に当たって死んじゃったという人もいるはずだ。いずれにしても過去には自らの命をかえりみず食に対し勇気をもって立ち向かった人たちがいたというのは事実である。そして歴史に名を残してはいない無名の勇者たちによって、私たちは美味しい食事をすることができるのである。

味覚の秋、食のパイオニアたちに敬意を表さざるを得ない。、

2018.10.14

鋳物の街路灯

オレゴン州セーラムにある鋳物の街路灯である。

オレゴン州はアメリカ西海岸にある。シアトルのあるワシントン州とカリフォルニア州の間に位置する春から秋にかけて非常に気候が良い場所である。そのオレゴン州の州都がセーラム。そこに立ち寄った時に撮影したのがこの街路灯である。

鋳物の街路灯であるためレトロな雰囲気はあるが、いわゆるコテコテのデコラティブとは違う比較的スッキリしたフォルムである。しかし細部に目を配ると鋳物ならではの表現が沢山みられる。特に「州のマークの鋳出し」や「ハカマ(照明灯下部の太い部分)からポールにかけての曲線」、そして「ポールの縦に伸びるスリット」などがそれに当たる。そして表面の塗装がやや劣化をしているが、風景の中に溶け込んでいる。これも鋳物の特長の一つである。

街路灯だけで街が形づくられるわけではない。この写真から見てもわかる通り、街路樹、周囲の建物、電線の無い道路など様々な要素が合わさって美しい街が構成される。まさにコーディネートの力が試されるのである。

ちなみに、この美しいフォルムは地震の無いオレゴンだからこそ出来るデザインかもしれない。そういう意味では残念ながら日本の街づくりはどうしても保守的にならざるを得ない。

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2018.10.13

トイレの鏡

ブログ200回記念です!

昨日、出張で新潟に泊まった。

燕三条に工場があるので、定期的に様子を見に行くが、時にはそのまま宿泊をすることがある。宿泊はいつも決まったビジネスホテルに泊まる。基本的にはシンプルで奇麗であり、フロントの対応もよく、朝食もおいしいので特に不満はない。ただ、そのホテルに泊まるといつも思うことがある。

それはトイレと鏡の位置関係である。そのホテルの部屋にあるウォールミラーは、トイレのドアの前に位置している。更に詳しく言うと、鏡はトイレの外にあり、そしてトイレの中からドアを開けると、鏡が見えるという位置関係である。つまり、ドアを開けたまま便座に座ると、目の前に鏡があるという位置関係である。

皆さんはどうか分からないが、一人で泊まっていて、「大」をもよおしてトイレに入ったときに、いちいち扉を閉めるだろうか。私の場合は面倒なので閉めない。そして「大」をしようとすると、目の前に鏡があるので、便座に座った間抜けな姿が映し出されるわけである。何ともやるせない気持ちになる。「ドアを閉めればいいじゃないか」と言うかもしれないが、それは違う。少しでも時間を有効に使いたいと思えば、ドアを開け閉めする時間も惜しむのが当然だ。

ちなみに、別のホテルでは、「小」をしようとトイレに立つと、目の前に鏡があり、それほど立派なものでもない「モノ」が鏡に丸写しになることもある。

鏡はどこで何が写るか予想できないことがある。なので設置場所には細心の注意をしてほしい。