社長ブログ

2018年12月

2018.12.22

評価

社員の一番の関心事はお金である。

そのお金は給与と賞与に分かれるが、その賞与は会社の業績と本人の頑張りで決まるのがよくあるパターンだと思う。つまり本人の頑張りが評価されたかどうかが重要となる。

評価は単純に言うと、以下の様に大別される。
1.本人の評価は〇 会社の評価も〇
2.本人の評価は〇 会社の評価は×
3.本人の評価は× 会社の評価は〇
4.本人の評価は× 会社の評価は×

一番もめるのが2のパターンである。この時はしっかりとした説明をしなくてはいけない。次に、3のパターンは本人にとっては良いが、なぜ本人が×としたのかをヒヤリングする必要がある。そして、すべてのパターンにおいて言えるのは、なぜそのような評価になったのかを伝えることである。

評価というと、何やらあそこがダメだとか、ここがダメとか言われるというイメージがあるが、勿論良い評価もある。この評価の機会をダメ出しではなく、モチベーションアップにつなげる機会にするために、まだまだ工夫が足りないなと感じている。

2018.12.20

ITでストレス解消

今日は、先輩と飲んでいた。とは言っても今体質改善の為にお酒はストップしているのであるが・・・

さて、地元の先輩なので、私の父のこともよく知っている。話の中で、うちの父が「待ち合わせの時間ギリギリに来る」という話が出た。確かにそれは当たっていて、普通は待ち合わせ時間5分~10分前には集合するのであるが、大概はギリギリか遅れて来る。

そして何を隠そう、その遺伝子を自分も継いでいて、同じような傾向があることは否めない。根が貧乏性なのか、ギリギリまで時間を使いたいという気持ちが強く、その為家や会社を出る時間が遅くなり、結果的に集合時間ギリギリとなり、焦っている自分にイライラしたりしている。そんな自分の「悪習慣」を変える為、余裕を持って動く決定をした。

今日は午前中にやや遠方で打ち合わせがあったのだが、実は集合時間の1時間前には現地に着いていた。いくら何でもそれは早すぎると思うかもしれない。しかし、実はその1時間を効果的に使うことが出来るのがIT技術であり、ネット社会の利点である。待ち合わせ時間までにも余裕があるためイライラすることもなく、1時間あると、メールのやり取りやTotoリストを終了させることが出来る。場合によっては、会社にいる時より仕事が進む。

このように時代や技術の変化に合わせて仕事の仕方も変わるのである。そして今ではギリギリでイラつくことも減り、ストレスも減っているのである。

2018.12.19

自分で勝手に判断しない。

社員に仕事を任せることは大事である。

なぜならば、任せる部分がないと社長や幹部が余裕が作れないし、余裕がないと未来への投資が出来ないからである。また、社員の側からすると何でもかんでも聞きながらやっていたら仕事が進まなくなってしまう。

しかし任せるというのは、非常に曖昧である。任せるとは言っても、あらゆること全て任せることは稀で、ある程度の範囲を決めて任せるのが基本である。なので本来であれば何をどこまで任せるか明確でなくていけない。全部任せるということは、「放任」になりかねない。

一番困るのは、入社経験の浅い社員に何かを任せた際に、任された範囲が伝わっておらず、誰にも相談せず勝手に判断し物事を進めることである。これは大概失敗する。まるで教習所にも行かず、何のルールも分からず路上運転し、交通事故を起こすのと同じである。更に困るのは、事故の怖さを知らないで運転することで、普通であればビビるのだが、時に、全くビビらないで進む人もいる。これを暴走という。暴走する人は、自分は出来ると勘違いをしていることが多い。

私は必ず師に学ぶ。先人の知恵を拝借する。書籍で予備知識を頭に入れる。分からないことは聞く。そして確認をして進める。なぜならば自分には自己判断のみで物事を進めるだけの実力はないし、出来るとも思っていないからである。

逆に、自分が出来ると思った瞬間痛い目に会うのである。これは真実である。

2018.12.18

変化対応できない条件

世の中は変化をする。

よく言われる話だが、恐竜が滅びた理由は変化する地球環境に対応できなかったからだという。
会社も同じである。常に変化するマーケットに対し、環境適応をしていかないと会社は生き残ることはできない。

では、変化に対応できない時とはどんな時か。それは単純に言うと、余裕がない時である。別の言い方をすると、飽和状態であるとも言える。なぜかと言えば、目の前にある事に対応をせざるを得ず、変化に対応するスピードが鈍ってしまうからである。

そうなると、ギリギリの人数で仕事を回そうとしてはいけないということになる。生産性をある一定以上上げてはいけないということになる。よく、「チャンスに対し備えていなければいけない」というが、備えがあるということは、余裕があるということでもある。なので、飽和状態から脱するためには改善を促すと同時に、人を採用もしていく必要があるとも言える。

勿論、余裕がありすぎると怠けることになるが、飽和状態はもっと悪いことになる。ケチってギリギリまで社員を働かせるのは愚の骨頂。社長も社員も常に余裕がある状態をつくりだすことが大事なのであろう。

2018.12.17

365歩のマーチ

「365歩のマーチ」を知っているだろうか。

「幸せは歩いてこない、だから歩いて行くんだね
1日1歩、3日で3歩、3歩進んで2歩下がる」
と言う歌詞で始まる水前寺清子の大ヒット曲である。

子供の頃、「なんで3歩進んで2歩下がるのだろうか、アホちゃうか?」と思ったことを覚えている。しかし、今では何となくその意味が分かる。一生懸命頑張って3歩進んでも、色々あって2歩下がっちゃうこともある。それでも1歩は進んでいる。着実に1歩ずつ、前進しようということであろう。そして少しずつでも前進することの積み重ねは大きい。

毎日のこと、或いは定期的に同じことを繰り返すことが出来る人は本当にすごい。そして、その為にはあれもこれも手を出さず、「これはやらない」という強い意志が必要である。このことは環境整備の整理に通ずる。なのでやはり環境整備の考え方は、成果を上げるために絶対必要なのだと思う。

まずは悪習慣の整備からなのである。

2018.12.16

ベランダの手すり

確か浜田山のベランダの手すりである。

マンションのバルコニー手摺は普通はコストが優先され、無機質な既製品が多い。しかしさすが浜田山という地域性もあるのだろうか、とてもおしゃれで目を引く手摺である。

材質はロートアイアン(鍛鉄)か、アルミ鋳物かどちらかであろう。残念ながら近くまではいけないので確かめることは出来なかった。

バルコニー手摺は勿論機能上、落下防止のために決められたバラスターピッチ(縦格子の間隔)を守る必要がある。通常は11cmの隙間と言われている。赤ちゃんの頭が通り抜けない幅である。この制約を守りながらデザインをするのは結構しんどい時がある。また、パターンの連続を展開するデザインは連なるとしつこくなる可能性がある。なのでパターンの考える際に、連続したことを想定する必要がある。そしてもう一つ大切なのは建築とのバランスである。

コスト優先も分かるが、目に見える外観は、美しい街づくりにもつながる。そして文化レベルを上げ、子供たちの情操養育ににもつながる。このような素敵なデザインが街にもっと広がればいいと感じている。

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2018.12.15

手を動かす

これから鋳物で作るものがある。

すでに図面が出来ており、それを見ると何となく分かるが、なんか変である。細かいところで矛盾がある。簡単に言うとエッシャーの絵を見ている感じである。このように、時々絵としては描けているが、立体となると?になることがある。それを無くすために3D‐CADがあったりするが、実は3D‐CADは、事前に形がイメージできていなと逆に時間がかかる。

で、そういう時はどうするか。答えは「とにかく手を動かす」である。ということで今日はスタイロフォームを買ってきて図面を見ながらラフな形状を作った。そうすると、なるほど矛盾点や問題点が見えてくる。そして作り方が見えてくる。ここで割れば作りやすいとかも見えてくる(少々専門的だが、鋳物はどこで「割る」かが重要である)。
そして、これを参考にすれば図面も書きやすいし、3Dデータも作りやすい。このように、いきなり3Dに行くのではなく、まずは切った貼ったで手を動かして形を作ってみる方が、実は早道であることもある(もちろん形状によるが)。

「考」より「行」はつねに意識していることだが、今日はそれが如実に表れた1日であった。正直最初は面倒臭かったし、普段やり慣れていないことなので少々疲れたが、達成感を伴う気持ちよい疲れであることは間違いない。兎に角動くことが重要なのである。

2018.12.14

内定者の親御様

本日は内定者Aさんのお父様とお会いした。

モリチュウでは毎年内定者が決まると可能な限り親御様とお会いするようにしている。こちらから出向くこともあれば、モリチュウにご来社していただくこともある。今までで一番遠いのはベトナムである。今モリチュウで大活躍しているベトナム出身のCさんの家にも行き、ご両親とお話をした。その後3回ほどお邪魔し、食事もしている。なので今では行くと「ただいま」と言いたくなるような感じだ(これは少々極端か・・・?)。

それはさておき、今日はモリチュウまでご来社いただいたが、目的はモリチュウのことを良く知っていただきたいということと、どんな社長が経営をしているかを知ってほしいということである。なのでこの時は私も大分緊張をする。大切な息子さんや娘さんが務める見たことも聞いたこともない会社は、どんなとこなのか、親であれば多少なりとも気になるのが普通である。なので少しでも不安を取り除ければということで、行っているわけである。

私と話をして不安が解消されるかは、それこそ不安だし、却って煽ることにもなりかねないが、それでも毎年行っている。親御さんにも是非内定者のサポーターになってほしいと切に願っている。

2018.12.13

怠け者対策?

昨日「怠け者」のことを書いた。

そうしたら、友人の谷君から「怠け者をみつけたらどうすればいいでしょうか」との質問があった。それに対し「怠け者にしないことです」と書いたら、「禅問答みたいだなぁ」と言われてしまった。至極もっともなことである。

正直なところ、「怠け者」に対し「働き者」に変わってくれと言ってもそれはかなり難しいだろう。なので見つけたらどうするかと聞かれれれば、最初の答えは「諦めなさい」ということになる。実際はそれしかない。しかしそれでは困るので、どうするかと言うと、次は「お金」である。条件をつけ目の前にニンジンをぶら下げて頑張ってもらう。これが現実的であろう。しかし、それも正直なんか気分的にしっくりこないのも事実である。

あとは「社長の姿勢」という方もいた。そうなると、私なんかは非常に後ろめたい気持ちになる。確かに社長である私も怠けたいと思う事があるんだから、社員がそう思うのは当然。「あいだみつお」ではないが、「にんげんだもの」と言って慰めたいところであるが、現実そうも行かないのも事実。

そうなると、最終手段は「怠け者を入社させない」となる。面接の時に聞く質問を考えたり、適性検査などで探る。極端な怠け者でなければ後で訓練でなんとかなる可能性はある。やっぱりなんでも初めが肝心。入口でジャッジするのが最も正しい方法かもしれない。

2018.12.12

コミュニケーション

以前にもコミュニケーションについて書いたことがあるが、これはどれだけ強調してもしきれない位、組織を円滑に運営していくうえで欠かせないものである。

コミュニケーションを円滑にする方法は色々あり、その手法も様々である。では逆にコミュニケーション悪くする原因はなんであろう。それは、社長や上司が部下に声をかけなかったり、話を聞く機会を作らないなどがある。しかしそれ以上に根本的な要因は何かと考えたとき、それは「怠け者の存在」である。

「怠け者の存在」は、どのような影響を及ぼすか。それは一生懸命やっている人の不満を招く。そしてその不満がコミュニケーション悪化を招く。コミュニケーションの悪化が結果的に業績悪化を招く。そして、業績が悪いと社員が不満になり、会社が暗くなる。会社が暗いと更にコミュニケーション悪くなり、更なる業績の悪化を招く。コミュニケーションの悪化がなぜ業績悪化を招くのかと言えば、それは全てにおいてスピード感がなくなるからである。

なので、1人の「怠け者」の存在は、その人が単に怠けているにとどまらず、会社全体に大きく影響する問題なのである。ほとんどの人は出来る力は持っている。しかし「これは、自分の俺の仕事じゃない」、「この仕事は他の人のほうが上手くできると思う」と言った発言をして逃げる人がいる。それは単に「私はその仕事をしたくない」と我が儘を言っているに過ぎない。そして、自分の仕事を周囲にすべて丸投げするような姿勢が見えたら、それも要注意である。なぜならそう言った類の人は「怠け者」だからである。